『今夜は稽古でしたか?』
『はい。瓶ビール下さい』
『お疲れ様でした。いゃ~、機会があれば観てみたいものですなぁ』
『是非』
『けれど、演劇って仕切りが高いような…』
『そんなことないです』
『そうですかい?それこそ映画のように気軽に観れるようなものなんですかね?』
『観て頂くとわかります。映画と違うライブ感は役者と観客が一体する、』
『はい。瓶ビール下さい』
『お疲れ様でした。いゃ~、機会があれば観てみたいものですなぁ』
『是非』
『けれど、演劇って仕切りが高いような…』
『そんなことないです』
『そうですかい?それこそ映画のように気軽に観れるようなものなんですかね?』
『観て頂くとわかります。映画と違うライブ感は役者と観客が一体する、』
「大将!ごめん!」
『ちょっとゴメンなさい』
『はい』
「大将、この徳利おかしいょ。もう酒ないゃ。穴、開いてない?」
『あれ可笑しいな、もう空になってる。じゃ、いい徳利に替えましょう』
「高い徳利なら、それなりの酒じゃないとなぁ~ 安酒じゃいかん」
『大吟醸、ありますけど?』
「あぁ、頂こう!」
『大吟醸お願い!』
『すみませんね』
『いやはや、素晴らしい一幕でした』
『?』
『演劇は特別なものではありません』
『(笑)』
(長浜)
まつもと演劇工場メンバーによる「ケンジ制作記」です。
ケンジ旅行記についての詳細は「公演情報」ページをご参照ください。