ミステリヤ・ニッキ 番外編(演出助手・板部)

 

まつもと演劇工場の大きな特色は、多種多様な人々が集まっているということです。

まず年齢が、下は小学生から、上は60代まで。

職業はというと学生もいれば、会社に勤めている人、フリーター、主婦など、暮らしもまた様々です。

 

 

もちろん、プロの俳優さん方だってそれぞれ個人の生活は当然あるはずですが、
プロの俳優というのは俳優が職業なわけですから、そこがこの演劇工場のメンバーとは大きく違うところかと思います。

つまり何が言いたいかというと、一般的な演劇の現場と比べて、ここは絶対的に芝居に費やせる時間というのが少ないわけです。

けれどみんな、もちろん大変な苦労をしながらではあるとは思いますが、本番までの創作の日々を、やってのけるのです。

これには本当に毎年感服します。

それぞれ仕事や学業を終えたあと、稽古をして、帰宅後台詞や段取りを覚えたり整理したりして…

想像するたび、私にはとてもできないなー、といつも尊敬しています。

特に今作「ミステリヤ・ブッフ」は、まるでおもちゃ箱のように色んなものがてんこ盛りな作品になりました。

その分メンバーは大変だったかもしれませんが、ご覧になる方にはそのゴチャゴチャ感も楽しんで頂ければと思います。

また、多種多様な人々がいる、ということが、作品そのものに彩りを加えているとも思います。

 

 

出来上がったものは決して『上手なもの』ではないかもしれないけど、
芝居だけに身を置いている人には決して出すことのできない、
それぞれが日々の暮らしから感じる何かが作品にも滲み出ていて、
それは本当にここでしか出すことのできない、独自の色になっていることは間違いありません。

そして私自身、このプロジェクトに5年間関わってきて、メンバーは毎年変われど、一つの団体としての発展も強く感じています。

その集大成としての「ミステリヤ・ブッフ」、一スタッフとしてメンバーにエールを送りつつ、ご覧になる方にもそれぞれの楽しみ方を見つけていただけたら嬉しく思います。

(演出助手・板部)



ミステリヤ・ブッフについての詳細は「公演情報」ページをご参照ください。

 

 

まつもと演劇工場6期生・作品『ミステリヤ・ブッフ』

2018年1月19日