制作記6 (みね氏)

異空間への準備中

「あー時間が足りない。」そんな毎日です。「いきなりなんだろう?」……と思われた方もいらっしゃるかもしれません。演劇工場四期生みね氏です。

さて、私たちと工場長、加藤直さんで始めた演劇工場も、今年で5年目に突入しました。演劇工場の皆は、学生や社会人、主婦など様々です。私も働きながらやっている一人です。会社では肩身が狭い。皆に助けて頂き、まつもと演劇工場を他者に広めています。

さて、私自身も引っ込み性格でした。しかし、ある新聞の折込のチラシを見て考えました。

「やってみたい。」己を変えてみたい。

そのキッカケをくれたのがこの2つの出会いでした。

まつもと市民芸術館が発行している年4回の冊子「幕があがる。」その中の1つの記事が、私のシアターファクトリーへ背中を押してくれたキッカケです。

Vol25(夏)2012年 P24「松本平に生きる」

この田中さんの考えに共感した自分がいたからです。

そして、加藤直さんがいつも言われる『他者』。都合良く、あらゆるものが便利な現在は、他人との関係性が希薄なものになり、「表現」や生活内での「想像力」を不在にさせています。

そんな中で、自分が他者に向かい変化することを望み――『地方から都会に発信する演劇』に参加しました。

ところで、今年はガリバー旅行記。週末には初日です。

だから、先程のひと言が出てしまいました。不安は100%解消されません。しかし、今回はいつもとちがい多くの方が知っている内容です。試行錯誤しながら創りあげています。

皆さまに興味をいだいてもらえると嬉しいです。当日に、多くの観客に見てもらえることを願っています。


(みね氏)