まつもと演劇工場

2017年のアウトリーチ作品『風の劇場』のこと

今年も大変お世話になりました。

まつもと演劇工場は去年に引き続き、有志でEX工場を結成し、3月の公演とはまた別に、松本市内6箇所の場所に出張公演(アウトリーチ)してきました!

まつもと演劇工場アウトリーチ作品2017『風の劇場』公演情報

 

 

なんだかんだで何をやるかどこでやるかを詰めていく上で、

5月くらいから集まり、自分たちで作品を作ってみて試演会をし、夏には具体的な作品の稽古に入り、

9月の才教学園に向けて走り出したのが、まだ暑い時だったのですね。

 

(この頃、演出の加藤直さんも半袖でしたし・・・)

 

作品は去年も好評だった宮沢賢治の「注文の多い料理店」を一部キャストを変えて、

そしてもう一つ、新作の「モノガタリ」を…

「モノガタリ」というのは、何かちいさなお話を持って行こう!というところから、長野県の民話から探してはどうだろうか?とメンバーでいろいろ探して、グループに別れてそれぞれの民話をモチーフに作品を作ったのが6月の出来事でした。

その時の発表はどのグループも力の入った作品ばかりだったのですが、

すでにある「注文の多い料理店」と抱き合わせるにはちょっと何かが違うものになってしまい、

加藤直さんが下伊那郡に伝わる「継子といちごの実」という民話をモチーフに書き下ろしてくださいました。

そこでできたのが「モノガタリ」でございます。

 

 

下伊那郡に伝わる民話の中の少女のトトとクレオールのお話に出てくる少女トトを巡る語り芝居になりました。

そこに、萩京子さんの作曲「岩手軽便鉄道の一月」と「星めぐりの歌」を入れて、

これがまるっと、今年の『風の劇場』になったわけです。

 

 

今年も松本市内、あちらこちらに『風の劇場』出現いたしました。

 

 

9月のはじめに、小中一貫校の才教学園の小学3年生〜中学3年生の皆さんに、

11月は3箇所、
鎌田にありますお寺の龍昌寺様のご本堂、
毎年お世話になってるまつもと市民芸術館のイベント「チャオ・バンビーニ」に参加し、
去年に引き続き四賀地区にあります松本市四賀保健福祉センター[ピナスホール]で地域の方に観ていただき、

 

 

松本の寒さも本気を出し始めた12月は、
初めて民話フェスティバルという催しに飛び込んで、ある意味ホームであるまつもと市民芸術館の小ホールに帰ってきて、
年の暮れには波田地区福祉ひろばで月に一回行われているふれあい健康教室の中で上演いたしました。

 

 

どれをとっても、環境や状況、観客も様々。反応もそれぞれ違い多様で、やってる方も刺激を受けながら、

芝居もそれにあわせて深化していき、

 

 

目の前で観てくださる観客を通して、私たちも「劇場」というものに度々出会いなおして、

さあ、次はどうしよう。と考えられる時間が今思えばなんて贅沢な時間だったのでしょう。

 

 

いろんなことが手探り、手作りでしたが、最後にはメンバーでスタッフワークも芝居に取り込んでみたら、関係性も変化して、視野もぐんと広がりました。

 

 

改めて、演劇を通して、私たちは相手をちゃんとみることができるかもしれないし、観客という他者にも出会えることができるかもしれない。

いろんな可能性の詰まったそれぞれひとつ、ひとつ、大事な公演でした。

 

 

そして、様々な皆様のお力添えなくしては、こんなにも今年も、たくさんの観客のみなさんにお会いすることはできませんでした。

この場をお借りしまして、心から感謝を申し上げます。

ご覧いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、気にかけていただいた皆様、

本当にありがとうございました。

 

 

さて、まつもと演劇工場6期もすでに始まっております。

そして新年から3月の公演に向けて稽古がはじまります!

今年度はなんとロシアの詩人、ウラジーミル・マヤコフスキーの書いた『ミステリヤ・ブッフ』という戯曲に挑戦です。

まつもと演劇工場6期生・作品『ミステリヤ・ブッフ』詳細

こちらの様子もまたご紹介できましたら。。。

長くなってしまいましたが、来年もよりたくさんの皆様にお会いできるようにせっせせっせと真摯に取り組みたいと思います。

何卒、来年もよろしくお願いいたします。

 

 

広報制作:ナスカ

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