まつもと演劇工場５期生・作品『ケンジ旅行記ー道々の劇場ー』

まつもと演劇工場（シアターファクトリー）は、まつもと市民芸術館を拠点に、松本市民を中心とした一般参加者とプロのアーティストが半年間のワークショップや稽古を通して、共に考え、悩み、発見しながら演劇作品を創作し、わたしたちの劇場表現を生み出す企画です。

６年目５期生を迎えた本年度は、宮沢賢治をモチーフの一つとし、視点をちょっと変えることで気付く新しい発見や、わたしたちなりの表現や物語、そして“あなた”と出会いたいと思います。

年代も生活環境も違うわたしたちや宮沢賢治と巡る劇場への旅を、さあ ご一緒に！

原作：宮沢賢治
構成・演出：加藤 直
監修：串田和美
出演：まつもと演劇工場５期生／片岡正二郎

音楽：萩 京子
美術：乘峯雅寛
照明：成瀬一裕
音響：二村洸太（EX工場）
振付：山田うん
パーカッション指導：関根真理
振付助手：西山友貴
演出助手：板部 文
舞台監督：八木清市

まつもと市民芸術館　公式サイトもあわせてご参照ください
http://www.mpac.jp/event/drama/18832.html

ケンジ制作記

今年度加わったまつもと演劇工場メンバーを中心に、公演に対する想いをそれぞれの観点から綴った「ケンジ制作記」を連載中！ ぜひご覧下さい！

チラシ、ファクトリー通信

「道々」という言葉は面白い。当然　あの道この道や（旅の）道すがらを意味するのだが　実は　様々の学問や諸々の芸能をも示すのだそうだから。

このようにボクたちが知っているつもりの言葉ばかりでなく　見ているつもりの風景や世界も　わけ入ったり少し視点を変えると思いも寄らぬ意味や見知らぬ相貌を持っていることに気付き　その新しい出会いにしばしば驚かされます。

そこで宮沢賢治です。ケンジさんはためになるよいおはなしや心あたたまる童話を書いた側面も確かにあることはあると思いますが　見方を違えると大変複合的な人で　その作品たちは随分と過激です。読むたびに新鮮な何やらが心ばかりか身体をも打ち響きます。音楽や演劇へと展開させたくなるのも頷けます。

が　気を許すと怖い目にあうから御用心。ケンジさんはそもそも動物や植物や鉱物が森や猫や石ころが　人間たちに語って聞かせようと（或いは挑発しようと）する話として世界を描いているのではないでしょうか？　彼らと人間が　食うか食われるか殺すか殺されるか闘いになる寸前の「境界的時空」を描いたとも言えるのでは？

――等々とケンジさんに思いを馳せながら道々の劇場への旅をご一緒しませんか？

まつもと演劇工場シアターファクトリー　工場長　加藤 直

（ケンジ旅行記ー道々の劇場ー　チラシ）

まちなか演劇工場 ケンジと歩く松本

まちなか演劇工場第二弾！ 公演に先駆けて、昨年に引き続き様々な店舗様にてコラボ企画「まちなか演劇工場 ケンジと歩く松本」を実地！　街なかを巡りながら、私たちや公演に興味を持って頂ければ嬉しく思います。

ケンジ図書室

「ケンジ旅行記」では、宮沢賢治の原作より「いちょうの実」「注文の多い料理店」「なめとこ山の熊」「春と修羅　序」、演劇工場参加メンバーが賢治の作品を脚色した２つのオリジナル台本からなるオムニバス作品を上演します。

そこで当ウェブサイトでも、「ケンジ図書室」として公演に関わりのある宮沢賢治作品を掲載！
公演の前に読むのもヨシ、公演の後に振り返るのもヨシ。ぜひ、ケンジの作品に触れてみて下さい。

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まつもと演劇工場５期生・作品『ケンジ旅行記ー道々の劇場ー』
ご来場される方はぜひ「参加」ボタンをどうぞ！

公演情報

チケットのご購入

まつもと演劇工場の本公演チケットは、まつもと市民芸術館チケットセンターにてご購入いただけます。

芸術館チケットカウンターでの直接ご購入のほか、お電話でのご予約、インターネットによる予約販売も賜っております。

まつもと市民芸術館　チケット情報ページ
http://www.mpac.jp/ticket

まつもと市民芸術館　よくあるご質問ページ
http://www.mpac.jp/faq

【お問い合わせ先】
まつもと市民芸術館チケットセンター
〒390-0815　長野県松本市深志3-10-1
TEL 0263-33-2200（10:00～18:00） FAX 0263-33-3830